きた道いく道 ショートメッセージ 投稿をご紹介いたします   










体外受精でやっと赤ちゃんを授かった。
結婚10年目のことだった。

毎週毎週、不妊クリニックに行くたびに吐きそうなくらい緊張した。
手が震えて、お守りをひたすら握りしめてた。
赤ちゃんは大きくなってるかな、心拍見えるかな。
死んじゃってないかな。
無事育っているのを見て2日は安心できたけど、その後はまた受診するまで不安だった。
なんとか不妊クリニックを卒業して、産院へ。
みんな自然に妊娠したんだろうな。
私は不自然に妊娠したから、普通ではないから、いつダメになってもおかしくないかもしれない。

妊娠がとても嬉しくて、でもいつダメになるか分からないから、喜びすぎないように心に予防線をはっておいた。

4週間も健診があくの?ウソでしょ。
1週間でも不安だったのに。
心配で仕方ない。
胎動はまだかな?そろそろ動くはず。
動けば少しは安心できそう。

お腹が大きくなってきて、胎動もしっかり分かる。
うれしい!
赤ちゃん生きてるんだ。
でも、私のお腹をみて悲しく辛い思いしてる人、いるだろうな。
ごめんなさい。なんだか罪悪感。

どんどん出産が近づいてきた。
赤ちゃんはとても元気に動いてる。
無事に生まれるか分からないけど、もう産着とか買っても大丈夫かな。

不自然に赤ちゃんを授かったから、だから尚更自然に産みたい。
そう考えるのはぜいたく?
自然に産んで、元気な赤ちゃんを抱っこしたい。

そして、私は元気な赤ちゃんを抱っこできた。
それだけで今まで生きてきた中で1番幸せ。

でも、やっぱり私は不妊だ。
だって、自然に妊娠してないから。
私の体は欠陥品だったと
不妊治療には賛否両論あると思うけど、私たちは子どもがどうしても欲しかった。

妊娠も出産もゴールじゃない。
どちらもその過程を否定し続けたらきついよね。
自分の体は欠陥品だなんて自分を否定し続けず、子どもを大切に育てていこう。
自分を大切に出来る子になってほしいから。

最後に、私たちのもとに産まれてきてくれてありがとう。

かお