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棒田明子さんと、 カメさんと岩重先生 |
今日は おなじみ棒田明子さんの子育て講座特別企画
ゲストに イルカじぃこと岩重慶一さんをお迎えしました。
岩重さんは、子どもたちがイルカと共生することを教えたいと
イルカの学校を作ったり、
メコン川に生息するカワゴンドウの絶滅化を救援するための保護運動なども行っているイルカ研究者の第一人者であり、
4人のお孫さんがいるすてきなじぃじ。
2時間たっぷり、感覚の世界と、生物学の世界を笑いを交えながらたっぷりお話いただきました。
●人間は他の動物に比べ、10年早産!!お母さん一人ではとてももたないよ~
イルカの子育ては一年間。イルカ3匹でひとりの赤ちゃんを育てます。
産みの親のイルカは一年お休みする。
群れの他のイルカが育ての親をします。
近所のおばちゃんに囲まれている感覚ですね。
しかも三年に一回しか産めないので、産んだ母イルカと子の関わり合いは、全体の3割程度。
それなのに、人間は「産む」「育てる」を全部母親がやるので大変!!
パパや祖父母、周りの人に上手に頼ろう。
生き物が自立するまでの期間で言えば、人間は10年早産と言われています。
赤ちゃんとの対話は、言葉ではなく態度ですよね。
そんな赤ちゃんの世話には、時間をすごく取られます。
言葉でのコミュニケーションができるようになるまでは、
どう関わっていけばいい??
「ヒト(動物)」から「人間(社会的な存在)」にすることが子育て。
それには、とーーーーーーーーっても、手間ひまがかかります。
お母さんは忙しい。時間もない!
でも、赤ちゃんってお母さんと一緒にいたいんだよね。
お母さんに手間ひま、かけて欲しいいんだ。
一番手間ひまをかけて欲しいのは、3歳まで。
それは、どうしてかっていうと、
3歳までは右脳・感性をしっかり育てなければいけない時期だから。
ママたちが心配している左脳(知性、習得性)は、
右脳をしっかり育てれば、左脳(知性、習得性)も育ってく。
右脳の感性を後からそだてるのは、難しい~。
とくに、思春期以降では、とても難しい!!
(専門学校や大学で教えていた教師としての実感…)
●赤ちゃんは言葉ではなく、パターン(動作、表情など)で認識する
赤ちゃんは言葉が理解できない?
でも、「まだ分からないだろう」と思うのは早計かも。
Q、 言葉でのコミュニケーションができるのが3歳前後からなら、
親は子どもに、あまり話し掛けなくてもいい?
A、 言葉がわかるようになってから教えても遅い~~!
きれいな花を見て「きれいだね~、いいにおいがするね~」
お母さんはどんどん語りかけ、笑顔を見せたり、表現で感覚を伝えよう。
表情を示して、言葉をかけ、しぐさを見て、感じて
赤ちゃんは周りの反応を「パターン」として自分の中に取り込んでいく。
そして、積み重ねた「パターン」と言葉が結びついて、
「あっ、ありがとう って うれしい って このことだったんだ」
とわかるようになる。
●3歳くらいまでは、五感と心を育て、子どもを観察しよう!
海へ行く、山へ行く、いい音を聴く、美味しいものを食べよう。
(プールで毎日遊んでいても、海を怖がってしまうことも…)
そして、何よりも抱きしめる。
一番、五感を刺激するよね~
そして、自分の子どもが得意なこと、
よろこんでやっていることは何か観察してみよう。
昨日に比べて出来るようになったことって何かな?
Q、 私は、どちらかというと左脳人間。子どもと接するときは
どうしたらいい??
A, 無理にぜーんぶ自分でやらなくてもいい。
海、山など自然な力を借りてもいいし、右脳系の人と
一緒に遊んだり、他の人の力や環境の力をどんどん借りよう!
でも、少しは右脳系もチャレンジしてみてね!
●生活リズムが大切
毎日、同じ時間に起きて、ごはんを食べ、
同じ時間に入眠の決まりごと(絵本を読む等)をして、同じ時間に寝る。
0歳児にはなかなか難しいかもしれないけれど、
子どもは、親の真似をするいきもの。
まずは親が生活リズムを整えよう。自然と、子どもの生活リズムも整います。
他にもここでは、レポートしきれないくらい、お話盛りだくさんでした。
語りかけも、表現豊かに接することも、母子がくっついていることも、皮膚接触のことや
生活リズムや習慣のことも、いろいろなるほど~~でした。
お父さんたちにも、聴いてほしいことたくさん!
いつの日か、土日にまた企画しますね。
まずは、書籍のご紹介です ↓
ヒトを育てていく上で、ヒントがいっぱい。
ヒトを、みんなの間で育んで、人間に育てていきましょうね
ヒト科のヒト というイキモノに、心を吹き込むのは、父さん母さんの仕事だものね。
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