2016年7月12日火曜日

母乳育児の苦労体験をお話してきました@第16回日本母子看護学会学術集会

こんにちは、スローな子育てお茶会の世話人、森です。

7/10(日)、第16回日本母子看護学会学術集会に、母親の立場でのスピーチをさせていただきました。 この学会には医師、助産師、看護学生、助産師学生の方々が多く参加されていました。





ダウン症がある子どもにどうやって母乳育児をしたか、次女を育てた私の想いと経験をお話してきました。

まず、自分自身について自己紹介。
ダブルダッチというパフォーマンスをしていたことやMCとして仕事をしていること。
がゆえに、子どもを持つことも年齢として遅かったことも(長女を出産したのが35歳の時、次女を出産したのは38歳でした)

次女妊娠中は、つわりが重く、お腹が張りやすいことはありましたが、他はまあまあ順調な妊娠期間でした。
出産時も順調。病院到着してから3時間ちょとで出産。

長女を出産した個人産院は母子同室で分娩直後から同室。
昼も夜も授乳とオムツのお世話をしていました。
授乳の仕方は助産師さんに丁寧にご指導いただきました。


一方、次女を出産した病院では、
出産後24時間は保育器に入りミルクを与え、初めての授乳は生まれた翌日でした。

産まれた頃は聴力がほとんど無かったので(というのは退院時に知った)、全然泣かない、そして母乳を与えようとすると眠ってしまう娘。
でもミルクは飲んでいると看護師さんの話。

なんだろーなんだろー、なんでおっぱい飲んでくれないんだろー。

と私の頭ン中はぐるぐる。。。

おっぱいが張ってきて、飲んでくれないので絞ってみるけどおっぱいパンパン痛くて。
夜の時間帯は新生児室に返され、そしてミルクを飲む。
おっぱいはどんどん張る。

はい、これ悪循環やん!

という気がしてならず、「夜中に授乳しに行っても良いですか?」と相談をすると、
ちょうど陣痛室が空いてるのでそこで母子同室で授乳OKが出ました。

それから二晩ほど、朝の6時位まで陣痛室で娘と二人、ちょこちょこ娘におっぱいを飲ませ、少しは張りも落ち着きました。

夜は一度も助産師は様子を見に来ることもなく、私たち親子の孤独な闘いでした。

一方、退院時に、医師から「聴力検査でエラーが出た、そして心臓の雑音が消えません。精密検査をしに大きな病院へ行って下さい」と言われ、大学病院へ。


大学病院につき、小児科から循環器科へ。
小児科から循環器科で検査、レントゲンに超音波等の検査を受けて、また診察。
結果心臓に穴が見つかりました。
また小児科に戻って血液検査。
結局、大学病院に朝から夕方まで一日滞在。
その間、私は娘を抱っこしたまま、ごはんも食べず夕方まで水分も取れず、トイレもベビーベッド付のトイレを探してようやく1回。
産後6日目の私の身体と心にハードな一日でした。


心臓に穴が二つ見つかり、循環器科の先生に「沢山おっぱいやミルクを飲ませて」と言われました。

「おっぱいやミルク、たくさん飲ませて」


って看板がガイ~ンって自分にのしかかって、いっぱいおっぱい飲ませないと!と思いました。

しかし、夜中も娘は泣かずに眠り続けるので、私が1時間ごとに目覚め(自然に目が覚める)ておっぱいあげて・・・の繰り返し。

病院には母乳外来はなく、病院からの訪問もなく、地域の助産師につなげてくれるわけでもなく、とにかく自分で試行錯誤。
保健所からの新生児訪問は頼りない男性保健師で、話にもならず・・・・


頼りにしたのは、以前から世話になっている整体師。
「おっぱい(母乳)を飲む行為は脳がすごく刺激される、哺乳瓶よりも何百倍も刺激がある」と話してくれて、身体のケアもしていただき、本当に心救われました。


「生後1か月まで母乳だけで飲ませて体重が増えなかったらミルクを足そう。それまでは母乳だけを上げることに挑戦してみよう!」と決心し、保育園に通う長女の夜ごはんとお風呂のお世話を実家の母にお願いし、私はずっとずっとひたすら次女におっぱいをあげ続けました。

おっぱいを飲むのに時間がかかる、片方のんでは疲れちゃって、げっぷさせるのも時間がかかる。げっぷがなかなか出なくて、気づけば1時間半位経過していて・・・あのころは、一日中おっぱいをあげてるだけの日々でした。


そんな話をしていたら
私はそのころの自分がなんて孤独でさみしかったんだろう、と悲しくなった・・・

あの時は頑張ることに必死でそんな自分の孤独にも気づいていなかった・・・


最後に、学会に参加している皆様にお願いをしました。

私達、親にとって医療者の言葉は非常に大きく絶対です。
だから医師の言葉を全身で受け止め、必死にかじりついて頑張りました。
そんな中で、もっと察してほしかった。
一人ぼっちにしないでほしかった。
2人目の赤ちゃんで授乳経験はあっても、ダウン症で授乳困難なのは初めてのことでした。


赤ちゃんに障がいがあるかないかに関わらず、
一人ぼっちで格闘するお母さんが今後でないように、
赤ちゃんにもお母さんにも優しい寄り添いを是非お願いしますと、私のお話を終わらせて頂きました。

そして、私も一親として、これからも成長をしていきたいと感じました。



こんな経験をさせてくださった、大先輩のみとちゃん
本当にありがとうございました。

Umiのいえスタッフ もりみき

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